外来で診察をうける

傷口のようすなど確認し「うん、きれいになってますね」など。特に痛みやしびれもないし、ふだんの生活ではほぼ問題なし。椅子に座っている時間が長くなったりなど、圧迫が続くとしびれたり少し痛みを感じたりするので、気をつけていきたい。

さて、今日はそれとは別にもうひとつ、確認したいことがあった。

手術の後からいろいろ気になって身体を点検していると、左腕の二の腕のあたりに小さなしこりをみつけた。痛くもかゆくもないが、ぐいっと押したりするとなんとなしにしびれが感じられたりして、これってもしかして……

「うん、確かになにかありますね」。

その場でエコーでひょひょい、と見ると、やはり1センチ程度の腫瘍があるという。見た目としては、右脚と同様に、神経鞘腫のビジュアルだそうな。

  • サイズ的には1センチ程度で小さい
  • 位置からすると(とても重要な)正中神経に近い
  • 現状の大きさや、特段の影響がないことからすると手術は勧めないし、リスクのほうが大きい

……ということらしく「まあ、神経鞘腫ができる人はほかの部分にもできていることが多いので『やっぱりあったか』くらいの感じ」だそうな。そういうものなのか~

手術というのは当然に、切って開いてあれこれするということからしてリスクがあるわけで、そのリスクとメリットを秤にかけて考えることなのだろうと思う。というわけで、これについてはとりあえず放置というか、経過観察である。

つぎは2ヶ月後。ああ、もう今年が終わるなあ。

よろしい、回復は順調である

手術・退院後2回目の外来。

前回の診察時に貼り替えてもらった「傷口を覆っておく防水テープ(フィルムドレッシング?)」、端のほうが少しはがれてきてしまったのでどんなもんかなと思っていたが、「ぜんぜん問題ないです、傷もきれいについてますね」とのことでよかった。

ぺりぺりとテープがはがされ、ついにふりーだむ!

薄いテープとはいえ、やはり貼られているかどうかで感覚がちがう。すっきりさっぱり。

とはいえ、やはり椅子に座り続けていたりなど圧迫されているとだんだんしびれてきたり、傷口周辺を少し押してみるとなんとなく腫れているような感じもなきにしもあらず、というような話をして、痛み止めを2週間分追加してもらう。

また、神経のしびれが少し残っているようなのでとのことでビタミン剤?を処方された。「こちらは痛み止めとかとは違います、まあ気長に続ける感じで」というものらしい。毎食後に1錠ずつ、次の診察まで28日間飲み続けるようにいわれる。

いやはや、大して気にしていないような気持ちでいたけれど、診察を終えて病院を出ると夏の終わりの空と、少し涼しい風のおかげもあってだろうか、すがすがしい気持ち。

よろしい、回復は順調である。

毎日きちんと、無理をせず過ごしていこうとおもいました。

いとはなし

手術・退院後、初の外来診察。傷口のようすを確認するDAY。

傷口にはガーゼがあてられ、防水?の医療用テープでカバーされていたが、その下ではサージカルテープ(?)で切開した部分が張り合わされているということらしい。

今日はそのガーゼやらテープやらをぺりぺりと剥がしてもらう。

退院から一週間も経たないうちにもうそんなか……と驚くが、そういうものらしい。縫わない方法の理屈はわかるが、自分の治癒力がそんなにあるとは思えないんですけどねえ。

しかし医師によれば傷口の状態はよく、問題なくテープを剥がすステップが進んだ模様。その後、カバーするテープがふたたび貼られたがガーゼなどはなく、単に摩擦や水濡れなどを防ぐ役割のようだ。

で、手術で摘出した腫瘍の生検の結果がすでに届いていた。

神経鞘腫 (Neurilemmoma)とあり、当初の見立て通りだったようだ。大きさは5.5cm×4.5cm×3cm。malignancy(悪性)とは認められない、といったくだりもあり、良性の神経鞘腫と理解してよいようだ。

ああよかった。

とくに痛みやしびれもないので、薬はいらないか~という話になったが、なければないで少し不安になる。不安なだけで、実際には何も不便はないのだった。ありがたいねえ。

入院1日め

さて、はりきってまいりましょう。入院時の記録は時系列でメモしていきます。

1040 病院に到着、入院手続き。前もって渡された・記入していた書類一式を持って、患者サポートセンターへ。記入内容の確認や、入院中とくに気をつけたいことや伝えておきたいこと(アレルギーや、特段のケアなど)を確認。

1100 麻酔医のT医師と面会、明日の手術について説明を受ける。これまでの手術経験や、麻酔による副作用の有無などの確認。手術は全身麻酔で行うこと、術前から点滴などで薬を入れていき、手術後は30分ほどで麻酔から覚めるとのこと。
なんだか雰囲気のある女性の先生で、話し終わったあと、どういう人物なのかと想像。
麻酔の説明後、手術室の担当看護師から手術当日(明日です)の流れなど説明を受ける。明日は9時半に手術室に来ること。

なかなか難しいが、この時点で手術後のケアについて気になることがあれば伝えておく必要があった。ちなみに私はテープでかぶれるというか、剥がされたときの刺激で痒くなったり蕁麻疹のようになったりする。だからといってテープを使うなとはいえないが(必要だから貼ってるんだろう、たぶん)、テープの種類が選べるならそれに越したことはない。

1200 お昼ごはん。入院はしているが、内臓に特段の問題があるわけではないので、ふつうに炊いたご飯や揚げ物的なおかずがでる(「常食」というらしい)。

病室は7階で周囲に高い建物はなく、しかも窓際のベッドが提供された。関東平野の平らな地面を見渡せるようなながめ。なんとなしに外を見ながら、鮭のフライ?かなにかをもぐもぐと食べる。とくになにがどう、というわけでもないが、やはり少し不安になるような気持ちもある。が、ごはんがおいしいのでよかった。

1400 シャワーをあびる。明日からしばらくは(といっても1,2日か)シャワーなししゃ

1445 家人が近くのドラッグストアで水のペットボトルなどを大量に買って持ってきてくれた。ありがたい。病院のコンビニでコーヒーゼリーの入ったシェイク的なものや、クレープなど食べて少しゆっくり。病室には入院患者以外は入れない+入院中の面会は一定の制限があるので、このあとはあまり顔を見られない。
まあ、前回の脳腫瘍のときの緊張感とはだいぶ違うので、なんやらあほな話をして別れる。見送るときのさびしさ……。

1555 ベッドでころころしていたら薬剤師のI氏が来て、普段飲んでいる薬や、薬について不安・不明なことなどあればと声をかけられる。いずれも特にありません。

1630 主治医O医師が回診。「手術するときに、まちがえないようにね」といって、右足の甲に☆マークを書いて行く。「あした、がんばりましょうね~」と明るく言って去っていく。あとで考えると、ほかの人の手術を終えたあとだったりしたのだろうか。たいへんなしごとだなー(しらんけど)。

1730 看護師さんが来て、血圧・体温の確認。「入院診療計画書」「看護計画票」というのを出されて、これから数日間のケアについてなど説明。これ、入院患者全員のぶんをつくるのか……。たいへんなしごとだなー(しらんけど)。

1750 晩ごはん。ロールキャベツ、ひじきの煮物、ごはん、プリン。ごはんは美味しいが、周囲の物音が気になってしまう。ほかの人の食事の音を、こんなに聞くことってたしかにないかもな……。ごはんやさんは賑やかだったり音楽がかかってたりするし。

ごはんのあと、持ってきたタブレットで音楽でも聞こうかと思ったが音量調整がうまくいかずあきらめる。周囲が静かすぎる+音量調整が段階的なので、いちばん小さくしても大きすぎるのだった。しょんぼり……しているうちに眠ってしまった。たぶん2130くらい。

あれとこれとそれにサインせよ

手術日決定(仮)後、術前検査を一式受けて迎えた1週間後。

検査結果を踏まえて手術の実施可否を検討しつつ、家族も同席して手術内容の説明を受ける。いよいよ盛り上がってまいりました。

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トークのち採血

よろしい、すっぱりさっぱり、手術してもらおうじゃないの。

そう決めたら早めに連絡、手術室と入院環境の確保を進めていただ……くだけのつもりで診察室に入ったら、そのまま手術前検査というスタンプラリーを開始することになった。

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