入院1日め

さて、はりきってまいりましょう。入院時の記録は時系列でメモしていきます。

1040 病院に到着、入院手続き。前もって渡された・記入していた書類一式を持って、患者サポートセンターへ。記入内容の確認や、入院中とくに気をつけたいことや伝えておきたいこと(アレルギーや、特段のケアなど)を確認。

1100 麻酔医のT医師と面会、明日の手術について説明を受ける。これまでの手術経験や、麻酔による副作用の有無などの確認。手術は全身麻酔で行うこと、術前から点滴などで薬を入れていき、手術後は30分ほどで麻酔から覚めるとのこと。
なんだか雰囲気のある女性の先生で、話し終わったあと、どういう人物なのかと想像。
麻酔の説明後、手術室の担当看護師から手術当日(明日です)の流れなど説明を受ける。明日は9時半に手術室に来ること。

なかなか難しいが、この時点で手術後のケアについて気になることがあれば伝えておく必要があった。ちなみに私はテープでかぶれるというか、剥がされたときの刺激で痒くなったり蕁麻疹のようになったりする。だからといってテープを使うなとはいえないが(必要だから貼ってるんだろう、たぶん)、テープの種類が選べるならそれに越したことはない。

1200 お昼ごはん。入院はしているが、内臓に特段の問題があるわけではないので、ふつうに炊いたご飯や揚げ物的なおかずがでる(「常食」というらしい)。

病室は7階で周囲に高い建物はなく、しかも窓際のベッドが提供された。関東平野の平らな地面を見渡せるようなながめ。なんとなしに外を見ながら、鮭のフライ?かなにかをもぐもぐと食べる。とくになにがどう、というわけでもないが、やはり少し不安になるような気持ちもある。が、ごはんがおいしいのでよかった。

1400 シャワーをあびる。明日からしばらくは(といっても1,2日か)シャワーなししゃ

1445 家人が近くのドラッグストアで水のペットボトルなどを大量に買って持ってきてくれた。ありがたい。病院のコンビニでコーヒーゼリーの入ったシェイク的なものや、クレープなど食べて少しゆっくり。病室には入院患者以外は入れない+入院中の面会は一定の制限があるので、このあとはあまり顔を見られない。
まあ、前回の脳腫瘍のときの緊張感とはだいぶ違うので、なんやらあほな話をして別れる。見送るときのさびしさ……。

1555 ベッドでころころしていたら薬剤師のI氏が来て、普段飲んでいる薬や、薬について不安・不明なことなどあればと声をかけられる。いずれも特にありません。

1630 主治医O医師が回診。「手術するときに、まちがえないようにね」といって、右足の甲に☆マークを書いて行く。「あした、がんばりましょうね~」と明るく言って去っていく。あとで考えると、ほかの人の手術を終えたあとだったりしたのだろうか。たいへんなしごとだなー(しらんけど)。

1730 看護師さんが来て、血圧・体温の確認。「入院診療計画書」「看護計画票」というのを出されて、これから数日間のケアについてなど説明。これ、入院患者全員のぶんをつくるのか……。たいへんなしごとだなー(しらんけど)。

1750 晩ごはん。ロールキャベツ、ひじきの煮物、ごはん、プリン。ごはんは美味しいが、周囲の物音が気になってしまう。ほかの人の食事の音を、こんなに聞くことってたしかにないかもな……。ごはんやさんは賑やかだったり音楽がかかってたりするし。

ごはんのあと、持ってきたタブレットで音楽でも聞こうかと思ったが音量調整がうまくいかずあきらめる。周囲が静かすぎる+音量調整が段階的なので、いちばん小さくしても大きすぎるのだった。しょんぼり……しているうちに眠ってしまった。たぶん2130くらい。