確かに、何かある。

数年前から気づいてはいたが、右脚、大腿部の背中側にしこりというかなにかのかたまりができていた。

ふだんは特に痛みも痒みもないが、座っていると(圧迫されるせいか)脚がしびれることが多くなったような気がしていた。が、とくに悪いもののような感じもしないので放っておいた。

……のだけれど、ある日の夕方にふと家人に話したら「明日、病院に行きなさい」と言われそうすることにした。病院に行くのに、なかなか能動的になれないなあ。

症状というか状態というかを勘案しインターネット検索を行った結果、たぶん行くべきは皮膚科か整形外科かという予想。しかし皮膚の問題感がない(皮膚というような表層にあるものではなくて、脂肪よりももう少し奥まったところにあるような気がする)ので整形外科を受診することに。

翌日、はじめてのクリニックを受診。Google上の情報ではわりと人気の有りそうな町医者だったが、平日だったせいか受付から診察まですんなり。あれこれと説明し触診を受け、レントゲンを撮る。

「何かはわからないが、確かに、何かあるね。ここではレントゲンで見る以上のことはできないが、MRIで見ればもう少し詳しく調べられるから、市立病院に紹介状を書きます」とのこと。翌週、市立病院の整形外科を受診することになった。

『確かに、何かある』。

ええ、わたくしもそう思ってました。で、これ、何なんですかねえ?