さいきんは本を眺めていても「2030年のエネルギー・資源予測」の類とか、「(数字だけ見るとずっと先のことのように感じるけど実は)ちょっと先の未来」が気になっています。
小さな子どもがいることとか、3年前の地震のこととか、原発事故のこととかいろいろあって、数十年単位で考えることが増えてきたんですよね(よくもわるくも)。
たとえば2040年って、すっっごく先のことだと思ってたけど実はあと25年くらいしかない。
20歳からこっちのことをちょっと思い出してみるだけでも、相当あっと言う間です。ひゃー。
というのと関係有るような無いような(ちょっと古いネタなんですけど)、『元総務相で東大の増田寛也客員教授らは8日、2040年には全国1800市区町村の半分の存続が難しくなるとの予測をまとめた。国土交通省も全国6割の地域で50年に人口が半分以下になるとしている。』という話。
【自治体、2040年に半数消滅の恐れ 人口減で存続厳しく 】
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0802O_Y4A500C1EE8000/
増田論文のなかで指摘された「存続が難しくなる自治体」については、ここにリストが掲載されていました。
【2040年、20~39歳の女性が50%の市町村で半減!
日本創成会議が描く人口減少ニッポンの壮絶な未来
――増田寛也座長に推計の狙いを聞く】
http://diamond.jp/articles/-/54269?page=5
さてはて、
●論文の指摘が「正しい」としたら、それは危機だろうか、可能性だろうか?
●「若年女性(20歳~39歳)の人口減少率が少なく予測される理由」はなんだろうか?
ところで、この論文に応じて、こんな記事も。
【農文協の主張:2014年7月 「自治体消滅論」に立ち向かうため、「小さいからこそ輝く地域」に学ぶ】
http://www.ruralnet.or.jp/syutyo/2014/201407.htm
なるほどり。
以下駄文の蛇足ですが、全く知らない土地(しかも、いわゆる田舎)に行くのがためらわれる理由の一つは「すでにそこには(自分が受け入れられないかもしれない)コミュニティが存在している」という“めんどくさそう感”じゃなかろうかと思うのです。
たとえば「農文協の主張」にある
同地区では、統計データだけでなく「小地域ならではのアナログな方法」で人口推計してみることにした。
「言ってみれば、気軽にできる集落点検です。90戸ほどの地域なら、地域に詳しい4、5人が集まれば、ある程度の予測ができます。電話帳を元に一戸一戸見ていき、例えば『○○家の息子は広島市に自宅を新築したらしい』などの情報があれば『Uターン不可』にカウントします。『△△家の後継者は農業大学校に入学した。どうも農業をする気らしい』。これは『Uターン見込み大』にカウント、といった具合。こうして予測した結果、30年後は現在の90戸から15~20戸にまで減少するものと見込まれました」
とかって、その調査が成立するっていう時点でなんかもういいような悪いような(笑)。
助成金とかも良いけど、「いい感じでほっといてもらえる」というような“甘え”が許容されて欲しい若干のひとみしりといささかなコンプレックスから抜けでられないのはわたくしです。
これって少数派?