入院患者のつくりかた

諸々の準備を経て、いよいよ入院の日を迎えたわけなんだけど、ちっとも「患者」っていう感じじゃない……のはまあ当然と言えば当然で、なにしろどこも痛くもなければかゆくもなく、そうねえそう言われればちょっと寒気がするかなあって気はしないでもないけど、まあ冬ですからねえ、少し風も強いし。

とはいえ入院は入院、というわけで、翌日の手術に向けて準備をしたり(主に心の)、医師の説明を受けたりしているうちに、「入院患者」は出来上がっていくっていう寸法です。

この日からメモ帳に記録を付け始めていたので、それを抜粋しつつ書き写していこうと思うんだ。


2011/1/24

1130(11時30分、という意味です)
11時までに入院手続きを済ませるようにと言われていたが、やっぱり少し遅刻してしまった。とはいえ受付も結構混雑していたので、どちらにしても待たされることになったのかも。

1215
手続きを済ませて、病室(ベッド)に案内される。
医師から問診を受け、血圧・脈拍の検診、採血(輸血のための確認)など。

入院なう

1305
主治医らから病状・手術の説明を受ける。
MRIの画像を見ながら、これまでの診察内容を確認し、もう一度説明。手術の手順、術後の様子(どういう状態になるか、副作用的なものはあるのか、予想される問題点など)なども。脳の模型を使って腫瘍の位置などを確認。
明日は9時前に準備をはじめて、手術の予定時間は6時間程度。
輸血承諾書、特定生物由来製品(フィブリノゲン)使用同意書などにサイン。

「右頸静脈孔神経腫瘍」。
脳から出ている神経の中でも、下部に位置する神経。のどや肩などに関する神経のいずれかから出ている腫瘍だと考えられる。聴覚、のどなどに現状では自覚症状がなく、数値としても問題が見られない。つまり、機能が保たれているということ。

例えば聴覚が失われているとか、そうした状況であれば、手術によって神経を損傷させてしまうといった事態をあまり気にしなくて済むが、私の場合は機能しているので「術者としては気を使うわなあ(笑)」など。
機能を温存しつつ腫瘍を取り除く予定とのこと。

1330
父母来る。ロビーでしばらく話す。

1515
シャワーを浴びる。
出てから、ジャージ的なものに着替える。一気に入院患者っぽくなる(笑)。

1545
診察。目をぎゅーーーーとつむる、口をイーーーーーーーとする。
麻痺は出ていない(痙攣はある)。
ティッシュでつくったこよりで目をつんつくされる(角膜反射の検査?)

1630
父母、ホテルに帰る。

1640
麻酔医師の問診。ますいさん……ではない。
本日24時以降は水を飲むのもNG。

1830
晩ゴハン。
照り焼きハンバーグと聞いていたが……

1915
ツマさん帰る。ホットミルクティーを買ってもらった。
雨が降っている。

2115
歯磨きした。眠い!
何度となく、睡眠導入剤を勧められる。手術前に、あまり寝られない人が多いのだとか。しかし必要ないようだ……


まあ何でしょうね、今日のところは別段いつも通りだし、手術にしても眠っているばかりだし、こちらが苦労するとすれば術後の話でありますから、どないもこないもないですねトゥナイ(ト)。 これからちょっと仕事して、今日はもう休ませていただこうかと思います。


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