新しいことば

学生の頃に勉強したことのうちのどれだけを覚えているかというと甚だ心許ないが、折に触れて思い起こすのはゼミの時間に先生がふと口にした「ことばというのは概念ですから、」ということばです。たぶん12世紀とか17,8世紀ごろの話をしてたんじゃないかと……

そのときの“ことば”というのは「恋愛」だった。

……だったからかどうか分からないけど、はー、なるほどことばというのは(つまり、何かをそれと名付けるということは)概念の存在を認める、それがどのように在るかてことを示すものなんだなあ、と思ったことを覚えている。
ことばは、何かを定義づける。そういう力や、役割が、ことばにはある。
新しいことばは、それまでは存在しなかったものを出現させる。この世界に、私の中に。

というようなことを、今般の『広辞苑』改訂に際して思いましたという記録メモ。

※実際には、そのことばが、書かれた当時にどういう意味・概念を示していたかを調べてからものを言え、というお話だった。各時代の「恋愛」が意味する心情や行為は、それぞれ異なるものだった。

May the Force be with you.

お気に入りのボールペンを尻ポケットにつっこみ、雪に浮かれて遊びに出かけた昨日の息子。
まんまと落として帰ってきたのが夕方(家につくまで気づかなかったらしい)。

帰宅途中にその旨連絡があり、雪に残った息子の足跡が消えないうちにと夜道を1時間ほど歩いたが見つけられず。
そのかわり、雪におおわれた近所の公園には、鳥や犬、ハクビシン?の足跡が見られて、これはこれで収穫。それから、道のわきには「うみう」やら「999」やら、暗号のような子どもの字(あとで聞いたら、やはり彼がかいたものだった)。

翌朝、原稿を1ページ書いてから再捜索。
同じルートを、地面を見つめながら歩く。きらきらと雪を溶かす朝日、水たまりに張った氷、鍾乳石のように育った軒先からの雨だれ。

そして見つけた、雪中の赤いボールペン。

まじか。

※画像は発見当時の状況を再現したものです

すべては定めなのです。
ああ、フォースと共にあらんことを。