はるかアフリカからバナナ・ケーキが香るのだ

赤道ギニア(……て、どこだか知ってます? 僕は知りませんでした)に住む日本人(というのは、ほんの数人しかいないそうです)の奥さまがクックパッドで日記を書いてらして、ほんの数日分なんですけどみょーに面白いです。

【ハポネサのキッチン [クックパッド]】

Wikipediaによれば、アフリカ西部の国・赤道ギニアのように『大陸部分を領有していて、首都が島にある国は赤道ギニアとデンマークのみ』なんだそうです。とはいえデンマークは「大陸部分」といっても半島みたいなものですし、赤道ギニアとはだいぶ雰囲気が違います。

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こっそり大人になりたい人のためのワークブック

※最初の5段落くらいは前置きです
 
 
今日も今日とてしみったれた顔で書店に入り、自己啓発とビジネス書の棚を舐めまわしていたわけですが(←フィクションです)、7つの習慣とか一瞬で相手のYESを引き出すとかゾウを見つけるとかまあそれもステキですよねと思いつつ、最後にはみんな言うわけです「読んで分かった気になって何もしない、だからあなたはダメなんだ!」。

しかし僕は逆ギレ気味に思うわけです「読んで分かった気にさせて何もさせようとしない、あなたのもう一歩が欲しいのに!」

ま、実際にはそこで実行するかどうかがダークサイドから這い上がれるかどうかの境目ってことなのかもしれませんが、それができないから本屋で立ち読みして帰ってお酒呑んで寝ちゃうわけですよ。フィクションですけど。
立ち読みしてレジでお金を払って帰りの電車の中で夢中になって読み込んでその日の夜に「明日死ぬまでにやるべきことリスト」を書き上げてしまえるような人は、そもそもちょっと疲れてただけだから本にお金を払う代わりにスターバックスでモカ・フラペチーノを飲んで可愛いバリスタ嬢にその場限りの微笑みを提供されてれば十分だと思うの。

で、そんな虚空への微笑みなんかではもはや納得出来ない僕(←フィクションです)でも、もちろん本を読んでる時点では「俺はやるぞ! 俺はできる! アイゴナビーアヒーロー!」て唱えているわけです。なんてすてきな本に出会えたんだろうちょうラッキー!
でもその一方で「なーんでこの本はこんなに立派なハードカバーになっててちょう目立つフォントでタイトルが書かれてて知らないおっさん(←著者です)の写真がデカデカと載ってたりすんのかしら」って思うわけですね、いやもちろんそういう本を作ろうとして作ってるからそうなってるんですが、もっとこっそり読ませてくれればいいのに。というわけで、
 
 
 
 
(ここからが本題)
 
 
「1日に一見開き、26日でできる! こっそり大人になりたい人のためのワークブック」的なのが欲しい。

イメージとしては、就活中の学生向け自己分析お助け本みたいなね
『就活必修! 1週間でできる自己分析 2015 エントリーシート・面接で失敗しない方法』
http://www.amazon.co.jp/dp/4906732429/
 
 
1:こっそり買えてこっそり使える

自己啓発とか自己発奮とか自己分析とかの本を読みたくなるくらいになっちゃってるときって少なからず「すみません、お恥ずかしいわたくしで」な気持ちになっててしかも「ああ、この本を読んでいるところを知り合いに見られたくない」なはづかしい気持ちだったりする。大人になれない大人のこころはセンシティブ。こんなわたくしでごめんなさい。こっそり買えて、あんまりガッツイてない雰囲気でできないですか。
せめて「ビジネススキルがなんやら」とか「いまさら聞けない国際政治」とかくらいの雰囲気で、お願いできませんか。
 
 
2:質問に答えを書き込むうちに整理できちゃうワークブック形式

概して“自己啓発ジャンル”の本は「その気にさせる」ばっかりで、実際の行動に移すための気遣いがない。だからクイズ形式というか、Q&A方式というか、穴埋め式というか、で実際に書き込んでいくことで行動に移せる、ワークブックとかドリルとかなんかそういうような。
よく見るのは、たとえば「否定的な言葉を口にしていると、自らに否定的な暗示をかけることになる。肯定的な言葉を口にし、紙に書き、肯定的な暗示をかけることだってできるのに」云々。「自己否定感が強いひとは、特徴を短所として捉えがちで、完璧を求めているきらいがある。短所と長所は、言い方によって反転できる。完璧である必要はなく、人は常にリフォルムしている。」以上。終了。で、こちらも終了。読んで分かった気になって何もしない(まあ、出版側としては変わらないでいてくれたほうがリピーターになってくれるんだから当然そのほうが良いですよね。「変わらなくていいんだ、そのままの君が好きなんだ」……)。
 
 
3:TOEIC の勉強かと思ったら生きる資格取得しようとしてた感

「その手の本」て、装丁が、基本的に偉そう。反対に、親しみやすいような感じをだそうとすると急にダサい。というかバカにされてる感じがする。すんません、もう子どもじゃないんで。大人なんで。気楽な感じがいいんですけど、それなりに落ち着いた感じのでどうにかどうすかね。TOEIC の参考書とか「企画書の書き方」とかくらいの。
 
 
4:1ヶ月とか3ヶ月とか続けるのは無理。長くかかるなら分冊で

「一ヶ月で!」とか言われても困る。一ヶ月がんばれるくらいなら他のことでもどうにかやっていけてると思う。でも「一週間!」とか言われると「短ッ! うそくさッ!」て思うからまあそうね3週間ともうちょっとくらいで、どうすかね。
3ヶ月かかるってんだったら、1ヶ月分を1冊にして690円×3冊とかで、どうすかね。
 
 
著者のイメージは勝間さんじゃなくてこんまりみたいな人がいいなー。
【片づけコンサルタント・こんまり 近藤麻理恵 Official Website】
http://konmari.com/index.html

When I’m 45

2020年を予測してた?『AKIRA』がすげえ! とかはともかくとして、東京でオリンピックが開かれることについて、個人的にはあまり好意的な印象はなかったのだけれど、同じくパラリンピックの会場にもなることを考えるといくらかポジティブな気持ちになっている。

オリンピックのマイナー種目どころか、大会自体が結構なマイナー感を醸し出しているものの、パラリンピックは多様なハンディやそのスポーツについて理解するきっかけになることはもちろん、オリンピックに向けてスタジアムがつくられるように、さまざまなハンディを持った人たち(あるいはそうした人たちと共存する、ハンディを持っていない?人たち)のための街や施設がつくられる機会になってもいいはずだ。
そうしたハードウェアに限らず、しくみやサービス、コミュニケーションまで含めて考えてみたら、アイデアはより身近なスペースにまで降りてくるような気がする。

それと、「7年後!」という、かなり明確で社会的な後押しもある時間的な枠組みが設けられたことについても、少し考えておきたい。みんなで7年後のことを考える機会っていうのもなかなかないだろうしなー。

ああ、そういえば僕もブログを持っていた

……ということをふと思い出したので(嘘、いままで忘れていたふりをしていました)、唐突にばらばらとタイプするなど。

それにしてもなんでブログを書き続けることができないんだろうなと3ヶ月にいっぺんくらい考えるわけですが、そもそも継続する能力に著しくかけているところがあって、ずっと続けていることなんて息を吸って吐くことくらいしかありません。
まあそれでも立派なものですが(そしてありがたいことですが)、この世に生きているたいていの人たちは同じようにしているので、個人的個性的特徴的なバリューとはなかなか言えないですもんねえ。

ああ、褒められたい(笑)!

梅雨明けのストーリー

梅雨が明け、夏が来ました。今年の夏は、個々数年さぼり気味だった暑中見舞いをちゃんと出したい。

ここ数日の暑さにげんなり、エアコンの電源を入れる手もためらいを忘れたところで急に涼しい金曜日、ざあ、と雨が降り始めたので、帰宅するタイミングを見計らっています。

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たろうちゃんのきもち

【2ちゃんねるから】

142 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2011/05/02(月) 13:53:41.84 ID:eK0DOrpV0
昔、太陽の塔の目玉に左翼男が登った事件の時、岡本太郎は、
「イカスねぇ ダンスでも踊ったらよかろうに。
自分の作品がこういう形で汚されてもかまわない。
聖なるものは 常に汚されるという前提を もっているからね。」
とコメント。

604 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2011/05/02(月) 15:57:52.84 ID:yAhPX8VJ0
「(国立近代美術館で作品が切りつけられて)
切られてなにが悪い! 切られたらオレがつないでやる! それでいいだろう。
こどもが彫刻に乗りたいといったら乗せてやれ。それでモゲたらオレがまたつけてやる、
だから触らせてやれ!」
「銀行預金のようにしまっておくための芸術なんて、何の意味があるか!」
岡本太郎

(平野暁臣著「岡本太郎『太陽の塔』と最後の闘い」より)

【岡本太郎「明日の神話」への落書き 「いたずらと切り捨てられない」 】(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110518/art11051807240002-n1.htm